ユーモアに溢れたWebサイト5選

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はじめまして。

入社して2ヶ月になりました、アシスタントデザイナーの佐藤です。

デザイナーを志すようになって以来、日常的にギャラリーサイトを覗くようにしているのですが、様々な表現やコンセプト、世界観に圧倒されてばかりです。(プロのデザイナーって本当すごい)

そこで今回の記事では、私がギャラリーサイトを徘徊する中で発見した「ユーモアに溢れたWebサイト」を5つ紹介していきたいと思います。

Vaundy × Morisawa Fonts『置き手紙』

https://okitegami.morisawafonts.com/

ひとつ目は、Morisawa FontとコラボレーションしたVaundyの新曲『置き手紙』MVの特設サイト。

メインとなるMVがファーストビュー全面で展開されることによってインパクトを持たせつつ、次のセクションではコンセプト・メッセージが丁寧に訴求され、作り込まれた世界観の深みが感じられます。

こちらのサイトの中で私が特に「面白い!」と感じたのは、Lyrics(歌詞)のセクションになります。

Lyricsセクションでは『置き手紙』の歌詞全文が掲載されているのですが、センテンスごとにフォントを使い分けつつ、ホバーでその詳細を見せることで、曲の世界観を保ちながら、Morisawa Fontsのレパートリーの多さを同時に訴求しています。

また全体を通して、Webサイトを単なる情報展開の場所としてだけでなく、ミュージックビデオに負けない充実感を感じられるものに仕上げられている点も本当に素晴らしいです。

筑紫AMゴシック|Fontworks

https://fontworks.co.jp/special/tsuku-am-gothic/

続いては、Fontworksが展開する「筑紫AMゴシック」の特設サイト。

ゴシック体でありながらも、アンティークな骨格を持ち、かつスッキリとしたモダンな印象をも持ち合わせている「筑紫AMゴシック」。

その独特なフォルムをビジュアルとして捉え、パキッとした赤にのせて展開した印象的なサイトになっています。

フォントの特徴をまとめたセクションでは、大きく配置されたテキスト一覧や文字、説明文との間でサイズにメリハリがつけられ、情報がスムーズに頭に入ってくる印象を受けました。

株式会社コンピュータ技研|世界に「0」をONする会社

https://www.kkctl.co.jp/

ITサービスの提供やコンサルティングをはじめとした事業を展開する株式会社コンピュータ技研のコーポレートサイト。

企業と協力して課題解決を目指していく企業姿勢を「コンビ芸人」に置き換え、世界観を作り上げたユニークなサイトになっています。

メッセージを展開するセクションでは、背景のビジュアルに回想を表すようなインタラクションを起用することで、どこか情を覚えてしまうような没入感が生まれています。

総じて展開が読めない、ワクワクするサイト構成・デザインになっています。

五感拡張型クリエイティブ制作室「TATELab.」

https://tate-lab.com/

知らなかった自分を知っていくためのワークショップ型クリエイティブセラピーを提供する、五感拡張型クリエイティブ制作室「TATELab.」。

他者との繋がりを横移動とするのに対し、自分自身と向き合うことを縦移動とし、新しい己を知るために「縦に深く潜ろう!」というコンセプトを掲げられています。

こちらのサイトでは、主人公(イラスト)がスクロールとともに深く深く下へ潜っていくようなデザイン・アニメーション設計が施されることにより、前述のコンセプトを見事に表現しています。

サイトを訪問して、数回スクロールしていただけば、まさに「縦に深く潜っていく」感覚を味わうことができます。

餃子の王将 × RAGEBLUE (23SS)|RAGEBLUE

https://www.dot-st.com/rageblue/cp/gyoza_no_ohsho_23ss

餃子の王将とコラボレーションしたアパレルブランドRAGEBLUEの23SS特設サイト。

商品一覧の上に、モデルのビジュアルがそのままレイヤーされたブルータリズムの手法が取り入れられており、コラージュが多用されたシュールなあしらいやアニメーションも印象的です。

こちらのサイトのユーモラスさは、圧倒的ですのでぜひ覗いてみてください。

おわりに


いかがだったでしょうか?

既に訪問したことがあるサイトもあるかと思いますが、一つでも「知らなかった!はじめてみた!」があると良いなあ…と心の奥底で願っています。

今後も引き続き、様々な発想の面白いWebサイトを追っていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!