きっかけは採用サイトのコンペ参加から
きっかけは2年前にさかのぼります。
EVOWORXでは、以前、エスクリさんのウェディングドレスブランド「PRIMACARA」のサイト制作を担当していました。
そのご縁から、新卒採用に関する制作のコンペ参加のお誘いをいただきました。
※エスクリさんは今年16年目を迎える総合ブライダル事業を行うエネルギッシュな会社さんです。
まずはチーム編成から考える
提案はヒアリングの内容に応じて、チーム編成が変わります。
EVOWORXでは、コンペに関わらず案件を進める際は、内部スタッフだけでなく、
そのプロジェクトの要件に合わせ、外部のカメラマン、イラストレターをアサインします。
今回の依頼は、サイトに加え、パンフレット、映像までと多岐に渡る内容だったため、
Web制作以外のパートは、パートナーをアサインする事になります。
※エスクリさんのリニューアル前のコーポレートサイト
そうだ、goen°と一緒にやろう!
チーム編成は、クライアントさんからの要望、提案項目、企業情報、業界調査、最近の採用動向、
コンペ時の他社との差別化など、いろんな方向、角度から考えていきます。
そして、採用活動の中で、学生が「説明会」に参加してくれるかどうかを大きく左右する
「採用パンフレット」が非常に重要なツールであること。
また、エスクリさんが、数あるウェディング会社の中から学生に「選ばれる」、他社と差別化するための
ご提案を望んでいたこと。
この2点から導き出した答えは、サイトからパンフレット、映像まで、他には真似できない、
ひとつの世界観でまとめよう!というものでした。
最初はちょっと、漠然としていますが、はじまりはいつもこんな感じです(笑)
そして、ウェディングに合った世界観、世界観…、と考え、
唯一無二の世界観の構築に長けている人、会社 → goen°しかいない!
ということで、EVOWORXのパートナーでもあるgoen°さんにお願いする事になりました。
ここでちょっと、森本千絵さんが主宰するgoen°との関わりをご紹介します。
EVOWORXは普段は単体で活動していますが、goen°のサイト制作・管理を軸に、
時折、goen°のインタラクティブ部門としても活動しています。
簡単に言うと、goen°に依頼が来た(全てではないですが)案件のWebサイトの制作を担当をしています。
例えば、下記が一緒に制作したプロジェクトです。
goen˚& EVO共創事例
- 高木学園附属幼稚園:https://takagi-kids.ed.jp/
- 一般財団法人 渡辺記念育成財団:http://watanabe-mf.or.jp/
- WORKSTYLING:https://mf.workstyling.jp/
- NODA MAP 19回公演 EGG:https://www.nodamap.com/egg/
- goen°:http://www.goen-goen.co.jp/
etc…
EVOWORXからgoen°へ初めての逆依頼
森本さん含め、goen°とのお付き合いは10年近くになりますが、(詳細は、10周年記念対談
『縁側の10年史』をお読みください)実は、これまでは、依頼されることはあっても、
依頼した事はなかったという、あってはならない事に気付かされます(笑)。
プロジェクトメンバーで、goen°のオフィスにお邪魔し、森本さんに、
コンペ内容など詳細を伝えたところ「やろう!やろう!」という心強い言葉をいただけました。
そして、goen°の次世代エース、高橋さんと小山さんにプロジェクトに参加してもらうことと
なりました。
溢れるアイディアとチーム体制の決定
依頼のお願いから、そのまま提案内容の打ち合わせが始まりました。
ご自身の結婚式のエピソードや、考え方の手本となる絵本、イメージするデザイン画を見せくださったりと、森本さんから、次から次へとアイデアがあふれてきます。
単純に、同じものづくりをするものとして、とても刺激になりました。
実際の役割分担をどうしていくか、パートナーと一緒にお仕事をする際には、ここがとくに重要になってきます。
そして、、、決まった今回の布陣は
- 監修:森本さん
- アートディレクション、デザイン:高橋さん、小山さん
- 全体ディレクション:大木(EVOWORX)
- Web制作(デザイン・実装): EVOWORX
重要度の高い、採用パンフレットから、サイト、映像まで、繋がったひとつの世界観での提案となるので、
各ツールの連動性を踏まえ、パンフレットからサイトのラフイメージまでを一つのストーリーとして
高橋さん、小山さんに担当してもらい、全体のとりまとめ、ディレクションを大木が行うことになりました。
えっ、goen°がサイトデザインも!?と思われるかもしれませんが、コンセプトによっては、そういう事もあります。
ただし、ラフを元に実際のWebとしての機能、構成、演出デザイン等、細かくは、EVOWORXの方で担当します。
あとは、提案まで、goen°の担当デザイナーの高橋さん、小山さんとともに、細かい調整、打ち合わせを進め、提案資料として、落とし込んで行きます。
本番より緊張!?森本さんへのプレゼン
何度か打ち合わせを重ね、納得のいくデザイン、提案資料が仕上がったところで、
今度はプレゼンをどうするかの作戦です。
通常は、EVOWORXのみで提案に行くことが多いのですが、
今回は、goen°制作した高橋さん、小山さんも一緒にプレゼンに参加してもらうこととなりました。
そして、プラン内容の最終確認の際に、
急遽、森本さんの前で模擬プレゼンすることとなり、
クライアントさんへの提案以上に緊張すると言うハプニングもあり(笑)
とても濃いコンペ案件となりました。
コンペに限らずですが、毎回、決まったやり方はなく、
その時の状況、課題、要望などに合わせた一番最適な提案内容や方法を、
案件ごとに考えていくのがEVOWORXのやり方です。
さあ、そしていよいよプレゼンの日を迎えます!
しっかりやりきることが、次のご縁につながる
『本質的な採用力を高めていくには、採用サイトの改善だけでなく、
エスクリが魅力的な企業であることをトータルでブランディングしていかないといけない。』
当日は自分たちが納得できる内容をしっかりエスクリさんに伝えることができ、
プレゼン後は、メンバー全員スッキリした気持ちで帰路につきました。
しかし、後日、残念ながら結果的には「不採用」との結果・・・。
そういう事もあります。他の案件もあるのですぐに忘れますが(笑)
ところが、なぜか現在、EVOWORXのポートフォリオには、
エスクリさんのコーポレートリニューアルと採用サイトリニューアルが掲載されています。
実は、あの後、提案内容を評価していただき、
森本さんにエスクリ全体のアートディレクションの依頼があったのです。
そして、goen°がCIを含めたリブランディングを行いました。
というご縁で、 EVOWORXがコーポレートサイトと採用サイトを担当する事になりました。
結果、内容や順番は変わりましたが、goen°チームとの協同案件となりました。
そして、やはり、EVOWORXは、goen°に「依頼する側」でなく
「依頼される側」なのかもしれません(笑)